2017年12月10日(日)
元軍人ら新基地に抗議
平和のため共に行動を
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アメリカの平和を求める元軍人らでつくる「VFP(ベテランズ・フォー・ピース)」のメンバーが9日、来日し、沖縄県庁前で早速、「戦争をするための基地建設のために、大浦湾を埋め立てるのは犯罪だ」と訴えました。
同メンバーらは、17日までの9日間、沖縄でキャンプ・シュワブゲート前の座り込みに参加するほか、普天間基地や南部戦跡を訪ねる予定です。
県庁前での訴えで団長のタラック・カウフさんは、「沖縄に派遣されていたとき、沖縄の人たちにどれだけ苦労をかけていたか気づいていませんでした」と述べ、世界の平和のために一緒に行動をしましょうと呼びかけました。
マイルス・メガサイさんは、北部訓練場で2週間キャンプを張り、1300発もの砲弾を撃ち込む訓練をしたことがあります。「毎日雨で、地上の地獄のようだった。自然を破壊したことが苦しい」と当時を振り返り、師走の街を行く人たちにラップ調で「ヌチ ドゥ タカラ」と訴えました。
同場所で記者会見もおこないました。
アドリーン・ケニーさん(女性)は、1990年から10年間、軍に勤めました。日本の勤務はありませんでしたが、沖縄で起きた少女暴行事件を今も覚えていると言い、それを直す対策がなかったといいます。「今も基地の中では女性の3人に1人がセクハラか暴行を受けている。やはり米軍はその対策を持っていない」と話しました。