2017年12月10日(日)
基地の閉鎖・撤去要求
共産党県委が防衛局に
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沖縄県宜野湾市の保育園に米海兵隊大型輸送ヘリCH53Eの部品が落下したとみられる事故を受けて日本共産党沖縄県委員会は8日、「落下地点が数十センチずれていれば、重大な人身事故を引き起こした可能性がある」として沖縄防衛局に抗議しました。
防衛局に提出した申し入れ書では、全米軍機の飛行停止と原因究明、米海兵隊普天間基地の無条件閉鎖・撤去を要求しています。
また、米空軍嘉手納基地に暫定配備されている最新鋭ステルス戦闘機F35Aが訓練中にパネルを落下させた事故(11月30日)もあったとして、暫定配備の中止と同基地からの撤退を求めました。
防衛局の伊藤晋哉企画部長は「早急に事実関係を解明するよう米側に求めたい」と述べました。
党県委員会の真栄里保基地対策責任者は「今回のような事故が起きるたびに米軍トップは『再発防止』『原因究明』と言うが、なぜ事故が繰り返されるのか。最大の防止策は、普天間基地を移設条件なしで閉鎖・撤去することだ」と強調しました。
外務省沖縄事務所に対しても同様の抗議を行い、日米地位協定の抜本改定などを求めました。