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2017年12月1日(金)

パーティー収入 がっぽり85億円

過去8年で最高

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 2016年の政治資金パーティー収入は15年比3・9%増の85億3000万円で、09年からの8年間で最高額となりました。開催団体数も前年比26増の369団体で、08年以降最多です。

 パーティー収入は、企業・団体、その役員や関係者に2万円規模のパーティー券を複数購入してもらうことで政治資金を集める、形を変えた企業・団体献金です。

 収入上位10団体(表)のトップは、自民党の二階俊博幹事長が率いる派閥「志帥会」。16年4月27日に開催した1回のパーティーで1億7810万円もの収入をあげながら、開催経費は3478万円。パーティー収入から開催経費を差し引いた利益が収入に占める割合(利益率)は80・5%となっています。

 上位10団体の利益率は軒並み80%超。今年の総選挙をもって政界を引退した自民党の平沼赳夫・元経産相の資金管理団体「平沼会」は、5回の開催で9200万円を集めながら、経費はわずか365万円。利益率は96%にのぼります。

 パーティーでの収入実態は極めて不透明です。パーティー券購入者名(個人名・団体名)の報告が義務づけられているのは、同一パーティー券の購入額が20万円を超えた場合のみ。自民党額賀派の「平成研究会」は1回の開催で1249人から1億1300万円を稼ぎながら、購入者名の報告・公開は個人名がなく、1宗教法人2企業11団体の1096万円だけです。

 安倍晋三首相の出身派閥・細田派「清和政策研究会」も1回の開催で5638人から1億5946万円を集めましたが、報告されている購入者名には個人名がありません。


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