「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2017年11月29日(水)

米艦載機3部隊移駐

岩国基地 いっそうの騒音懸念

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)米軍岩国基地に到着した米海軍の戦闘攻撃機FA18スーパーホーネット=28日、山口県岩国市

 在日米海軍司令部は28日、米海軍厚木基地(神奈川県綾瀬市、大和市)から米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)への空母艦載機部隊の移駐計画で、主力のジェット機飛行隊3部隊が岩国基地へ移駐したと発表しました。

 岩国基地には同日、FA18スーパーホーネット戦闘攻撃機11機、EA18Gグラウラー電子戦機3機が飛来。すでに同基地に飛来していたFA18とEA18Gの別の機体計11機も移駐扱いとなりました。残りの機体も近く移るとみられます。

 8月に移駐していたE2D早期警戒機5機とあわせ、移駐する原子力空母ロナルド・レーガンの艦載機61機のうち、約半数が移ったことになります。

 日本政府はEA18Gの部隊は来年1月ころに移駐すると説明していましたが、在日米海軍司令部は8月18日、日本側への事前説明もなくEA18Gは秋に移駐すると発表。移駐が前倒しされました。

 来年5月ころにはさらにFA18の2部隊24機が移駐する予定。沖ノ鳥島沖での墜落事故によりC2輸送機の部隊の移駐は「調整中」となっていますが、移駐完了後の岩国基地所属機は約120機と、極東最大の米航空基地になります。

 艦載機移駐は人口密集地にある厚木基地の騒音などの負担軽減が口実でしたが、米軍は岩国に移駐した後も「折に触れ厚木航空施設を使用する」と説明しています。

 岩国基地にはF35Bステルス戦闘機16機の配備が今月に完了しており、いっそうの騒音被害が懸念されています。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって