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2017年11月28日(火)

豊洲追加入札 また不調

移転計画に影響 契約は9件中2件のみ

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 東京都は27日、築地市場(中央区)の移転先としている豊洲新市場(江東区)の7街区(水産卸売場棟)の地下空間床面にコンクリートを敷設する土壌汚染対策の追加工事入札を行いましたが、またもや不調となりました。この結果、都が予定している追加工事9件中、7件が入札不調に終わりました。

 都は同日行った入札で初めて予定価格(4億1919万円)を事前公表しましたが、応札したのは大成建設の5億8104万円だけ。予定価格を1億6185万円(38・6%)も超過し、不調となりました。

 都中央卸売市場は入札結果について「急いで年内に再入札を行えるよう財務局と調整し、必要があれば業者へのヒアリングも検討したい」と説明。仮に12月20日に再入札を行う場合、完成工期は来年7月10日ごろにずれ込むとしています。

 都の追加工事は、5〜7街区の地下水管理システム、市場施設の地下空間床面コンクリート敷設、地下空間の汚染空気を排出する換気設備の計9件。10月30日と11月13日の入札でも8件中6件が不調となり、12月15日までに再入札を行う予定です。

 大手ゼネコン側は予定価格の大幅上乗せを求めており、工事費の膨張と工期の遅れによって、小池百合子知事が表明した来年10月移転計画に大きな影響を及ぼす見通しです。


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