2017年11月23日(木)
翁長知事3周年 激励
那覇「基地が経済阻害要因」
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沖縄県の翁長雄志知事就任3周年激励会が21日、那覇市で行われました。稲嶺進名護市長や城間幹子那覇市長、オール沖縄の経済人や県議ら800人が出席しました。
翁長知事は、戦後の荒廃した時代に、望まなくても基地経済に依存させられた時代と違って「今は基地に反対し、経済発展を目指すことを両立できる時代だ。県民が対立して沖縄が孤立の道を歩むのではなく、誇りある豊かさをスローガンに、保守・革新が心を一つにしてアジアと世界の懸け橋の道を歩んでいこう」と語りました。
一方で翁長氏は「“沖縄は基地に依存している”という認識が県内外にまだ残っている。だからこそ“米軍基地は沖縄経済発展の最大の阻害要因だ”という言葉をしみこませたい」と訴えました。
オール沖縄の包容力の大切さを「沖縄の政治を60点ぐらい実現する。0点か100点だと不幸が生じる。大きな輪の中で、流れをつくっていきたい」と述べました。
北朝鮮ミサイル問題にふれ「ミサイルが一発落ちれば、日常と非日常は紙一重。紙一重を踏ん張る政治をしたい」と語りました。
来年1月28日告示の名護市長選で3期目を目指す稲嶺市長が「“辺野古”の地元として、翁長知事を支える体制を構築していかないといけない。名護市も踏ん張る。多くの県民が力を合わせてオール沖縄で知事を支え、私たちが望む誇り高い豊かな沖縄をつくろう」とエールを送りました。