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2017年9月22日(金)

清水議員ら事故現場調査

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(写真)事故現場を視察する清水氏(右から7人目)ら=大阪府箕面市

 新名神高速道路の大阪府箕面(みのお)市の建設現場で12日午前4時15分ごろに起きた作業員の男性(19)の転落死事故をうけ、日本共産党の清水ただし衆院議員(近畿比例・大阪4区重複候補)と近隣の衆院選挙区候補、地方議員ら12人は21日、事故現場を視察しました。

 西日本高速道路(NEXCO西日本)によると事故は橋梁工事最終盤の足場撤去の作業中につり足場から28メートル下に落下。作業員は安全帯をつけていましたがフックで固定していなかったといいます。

 清水氏らはNEXCO西日本から事故当時の状況の説明を受けましたが詳細な事実についてはすべて「調査中」と対応。工期を2年前倒しし、大阪府高槻市―兵庫県川西市間の開通を11月としていますが「厳しい工程を強いているという認識はない」としました。

 視察後、清水氏は「原因究明と安全対策が不十分なことは明らか。若者の命が失われたことは建設業界にとっても大きな損失です。成立した建設職人基本法に照らして事故原因の徹底究明、安全対策、工期の見直しを国が徹底調査・指導すべきだ」と述べました。

 新名神の建設現場では昨年4月以降5人の作業員が死亡。今回の事故現場では6月にも死亡事故が発生しています。大阪労働局が7月に実施した緊急立ち入り調査では新名神関係で法令違反現場が10件(調査実施現場の22・7%)あり、うち5件が墜落・転落防止についての違反でした。事故現場はそこには含まれていません。


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