2017年9月17日(日)
新名神工事
国に抜本見直し要望
死亡事故受け党国会議員
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新名神高速道路の大阪府箕面(みのお)市の建設現場で12日午前4時15分ごろ、作業員の男性(19)が転落死する事故が発生したことをうけ、日本共産党の清水忠史、堀内照文両衆院議員、辰巳孝太郎参院議員らは15日、国土交通省近畿地方整備局を訪れ、徹底した原因究明と工事の抜本見直しを求める緊急要望を行いました。
新名神の建設現場では昨年4月以降6件の事故が発生し、橋桁の落下や転落、鉄板落下などで5人の作業員が死亡しています。今回の事故現場では6月にも死亡事故が発生していますが、西日本高速道路会社(ネクスコ西日本)は事故原因が未解明のまま10日後には工事を再開しました。
緊急要望では、事故原因の徹底究明と全面的な事故防止策を策定し公表すること、建設工事を全面的に停止し、事故が発生した高槻(大阪府)―川西(兵庫県)間の11月開通予定は延期を含めて再検討することを求めています。
清水氏らは「同じ事故が繰り返されている」と指摘。厚生労働省とも連携して事故原因の調査、工期の見直し、再発防止策などを強く指導するよう求めました。
応対した山田雅義道路企画官は「国交省は事業主体ではない」とし、「皆さんの意向は伝えたい」と述べました。
近隣の地方議員、衆院予定候補が同席しました。