「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2017年5月2日(火)

第88回中央メーデー

志位委員長のあいさつ

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 日本共産党の志位和夫委員長が1日の第88回中央メーデーで行った激励あいさつは次の通りです。


写真

(写真)激励あいさつする志位和夫委員長=1日、東京都渋谷区

 中央メーデーにお集まりのみなさん、おはようございます(「おはようございます」の声)。日本共産党の志位和夫です。私は、日本共産党を代表して、熱い連帯のあいさつを送ります。(拍手)

北朝鮮問題――破滅招く軍事力行使でなく、対話と交渉による解決を強く求める

 みなさん。北朝鮮の核・ミサイル開発は断じて容認できません。同時に、その解決の方法は外交的解決しかありません。破滅を招く軍事力行使は絶対にやってはなりません。また、この機に乗じた安保法制=戦争法の発動に強く反対します。(拍手)

 みなさん。経済制裁の強化と一体に、対話と交渉による解決を強く求めようではありませんか。(「そうだ」の声、拍手)

安倍「働き方改悪」はとんでもない――8時間働けばふつうに暮らせる社会を

 みなさん。世界でも異常な長時間労働は、日本社会の大問題です。

 ところが安倍政権が決めた「働き方改革」の「実行計画」なるものは、残業を月100時間まで認め、休日労働を含めれば、年間960時間の残業を容認する、とんでもない代物です。「過労死させよ!ということを認める法案でしょうか」。過労自殺した電通社員の高橋まつりさんのお母さんの言葉です。「働き方改悪」は絶対に許せません。(「そうだ」の声、拍手)

 残業時間の上限は、法律で、「週15時間、月45時間、年360時間」と決めるべきです。最低11時間のインターバル規制、残業代の割増率の強化に踏み切るべきです。みなさん。8時間働けばふつうに暮らせる社会をつくろうではありませんか。(拍手)

「共謀罪」法案、沖縄新基地建設――憲法も法律も無視した暴走政治を許すな

 みなさん。安倍政権は、安保法制=戦争法の強行を境に、憲法も法律も無視した歯止めない暴走政治をすすめています。

 「共謀罪」法案は、何を考え、何を合意したか――国民の心に手錠をかける、憲法違反の立法です。「一般の市民は対象にしない」と言いますが、「一般の市民」がだれかを決めるのは、捜査機関ではありませんか。自由な社会を窒息させ、モノ言えぬ監視社会をつくる「共謀罪」法案は、必ず廃案に追い込もうではありませんか。(「そうだ」の声、拍手)

 安倍政権が、名護市辺野古の新基地建設にむけた護岸工事に着手したことに対して、私は、強い憤りをもって抗議するとともに、その中止を強く求めます(拍手)。沖縄で問われているのは、日本という国の民主主義です。「決してあきらめない」という断固たる決意で頑張っている沖縄県民に連帯したたたかいを、全国で起こそうではありませんか。(拍手)

おごれるものに未来なし――暴走とモラル崩壊の安倍政権を打倒しよう

 みなさん。安倍政権は、決して「1強」などではありません。モラル崩壊のボロボロの状態ではないですか。

 復興大臣をはじめ、大臣たちのモラル崩壊が止まりません。その原因はどこにあるでしょう。トップである安倍首相自身のモラル崩壊にあるのではないですか(「そうだ」の声、拍手)。「森友」問題で首相夫人の疑惑にふたをする態度をとりつづけて、どうして閣僚にしめしがつきますか。おごれるものに未来はありません。(「そうだ」の声、拍手)

 野党と市民の共闘を発展させ、「市民連合」のみなさんともしっかりスクラムを組んで、安倍政権を打倒し、新しい政治をつくろうではありませんか。(「そうだ」の声、拍手)

 第88回中央メーデー万歳! ともにがんばりましょう。(大きな拍手)


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって