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2017年4月23日(日)

元『週刊SPA!』編集長が語る「赤旗」の値打ち

これぞジャーナリズム

ツルシ カズヒコさん

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 元『週刊SPA!』編集長で本紙「たび」欄執筆者であるツルシカズヒコさんは、「しんぶん赤旗」を読み始めて約1年。今や妻のワタナベ・コウさん(裁縫絵師)と奪い合うように読んでいるという「しんぶん赤旗」の値打ち、役割について語ってくれました。


写真

(写真)ツルシカズヒコさん 1955年8月5日生まれ。早稲田大学法学部卒。アニメ専門誌『月刊OUT』、『月刊プロ野球ニュース』、『週刊サンケイ』を経て元『週刊SPA!』編集長

 ツルシさんは日本の近代史に興味があります。最近注目したのは、戦前の日本で、特別高等警察が雑誌『改造』の論文を共産主義の宣伝だと問題にし、大弾圧した横浜事件を扱った記事です。

風化させない

 3月1日には、アメリカが行った水爆実験により第五福竜丸などが犠牲になったビキニデー関連記事、3月10日の東京大空襲などの記事も印象に残っています。

 「『赤旗』には事件を風化させないぞという意気込みがあり、繰り返し報道するすごさがありますね。そこが大きな魅力の一つです」と言います。

 2点目にあげたのが大企業批判です。

 「トヨタ自動車がいかにもうけていて、内部留保がいっぱいあるかということ、日立が3000人解雇したが、内部留保を使えば解雇しないですむこと、アップルの税逃れや日本航空の不当解雇の追及など、どれもすばらしい」

 ツルシさんは、現役の編集長時代に苦労してきたことがあります。それは、広告収入があるために広告主の意向で企画が左右されたり、思うような記事が書けなかったりしたことです。

広告に頼らず

 「広告収入に頼らないでやっている『赤旗』はすごいなと感じますね。それがいかに編集を自由にするかということです。企業の名前をきちんと出し、数字をあげて批判していく。これぞジャーナリズムの基本、原点だなという目で毎日『赤旗』を読んでいますよ」

 今の日本でジャーナリズムと呼べる新聞は「赤旗」くらいと評価するツルシさん。他の新聞と比べてこう言います。

 「四大新聞を例にあげても、新聞はわかりにくいです。それが自分の知識不足のせいだと若い頃の私は思い込んでいたのですが、そうではなく、四大新聞はわかりにくいように書かれているのです。資本主義の根本問題からスタートしている『赤旗』はわかりやすく、問題を隠ぺいしている四大新聞はわかりにくいのです」

 ツルシさんが「ここ数カ月で私的にもっともウケた」記事、それは、池内さおり衆院議員の「国会議員 駆けある記」(首都圏版)です。池内議員が東京・足立区の町会の新年会に出向くと「俺は公明党」という人がいて空気が一気に凍り付いたが、最後には「さおりちゃん」とワインをつがれた話。そんな党員や議員の生身の人間の魅力をこれからも取り上げてほしいと語っています。


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