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2017年4月22日(土)

米軍機離着陸が増

オスプレイ訓練移転中も 普天間基地沖縄県調査

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 沖縄県は21日、米軍普天間基地(宜野湾市)の全米軍機を対象にした離着陸回数調査の結果を発表し、垂直離着陸機MV22オスプレイが県外へ訓練移転している間でも米軍機全体の離着陸数が増えるなど、訓練移転が基地負担の軽減につながっていない実態を明らかにしました。

 調査は今年2月から3月までの2カ月間、2カ所に設置したビデオカメラで24時間撮影して行いました。

 総離着陸回数は2546回で、1日平均43・8回。航空機騒音規制措置で運用が制限される午後10時以降の離着陸は31回となり、最も遅かったのは3月1日午後11時2分のCH53大型ヘリの着陸でした。オスプレイの離着陸回数は447回で1日平均7・7回、午後10時以降は11回でした。

 3月6日から17日までのオスプレイの県外訓練移転の期間中についてみると、オスプレイの離着陸は1日平均5・3回となりましたが、全米軍機の離着陸は1日平均46・7回と増加しました。

 県が同基地で全米軍機の離着陸調査をしたのは初めて。池田竹州(たけくに)基地対策統括監は「オスプレイだけの県外訓練移転では普天間飛行場の危険性除去には直接つながりにくいというのが率直な印象だ」と指摘し、年間を通じた全機種調査を国に求めていくとしました。


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