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2017年4月6日(木)

ホームレス自立支援法

延長求め国会で集会

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(写真)ホームレス自立支援法の延長を求め、全国から参加した人々=5日、参院議員会館

 NPO法人ホームレス支援全国ネットワークは5日、8月6日に期限を迎える特別措置法の「ホームレス自立支援法」の延長を求める院内集会を、参院議員会館で開きました。約290人が参加。同法は、ホームレス対策の国の責務や支援方針などを定めています。

 同団体代表の奥田知志さんは開会あいさつで、「この法律は、ホームレスの人たちの支援は国の責務であると定め、人権を守ると明記している。なくす理由はない。何とか残していきたい」と語りました。

 大阪市立大学の水内俊雄教授は、これまでに行ったホームレス自立支援事業の成果や実績を紹介し、同法の延長の必要性を主張。大分大学の垣田裕介准教授は、ホームレスの高齢化や、長期化などの問題をあげ、「もし同法が無くなれば、ホームレスの実態調査も、国の方針に基づいた対策も実施されなくなる」と述べました。

 NPO法人共同連代表の堀利和さんは、ホームレス問題を「自己責任」とする考え方が国の根底にあることを批判し、「すべての社会的に不利を抱えている人、排除されている人たちに対して、生活支援と就労支援を求めていきたい」と訴えました。

 大阪市から参加したホームレスの男性(70)は、「自分の力で最後まで生きていきたい。それを支えるのがホームレス自立支援法だ。この法律しかない。ぜひ延長してほしい」と話しました。

 集会には超党派の議員が参加。日本共産党からは清水忠史衆院議員、仁比聡平、吉良よし子両参院議員が参加しました。


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