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2017年3月27日(月)

産別最賃 誠実に答えよ

全国港湾・港運同盟 全国の港でスト

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(写真)要求実現にむけてこぶしを突き上げる港湾労働者=26日、横浜市

 春闘で回答引き出しや回答に対する上積みなどを求めて、後段のたたかいが続いているもとで、港の産業別労働組合である全国港湾労働組合連合会(全国港湾)と全日本港湾運輸労働組合同盟(港運同盟)は26日、産業別最低賃金引き上げ要求に対して、経営側が誠実に回答することなどを求めて、全国すべての港で24時間ストライキを決行しました。春闘での港湾ストは2年ぶりです。

 全国港湾は、港運事業者の中央団体である日本港運協会(日港協)と産業規模の中央団体交渉を実施。日本全国の港湾労働者にかかわる労働条件の最低ラインについて産別労働協約で決めています。

 今春闘で、組合側は産別最賃を3%引き上げ、16万8920円(日額7345円)にするよう要求。経営側が個別企業で対応するとし、産別最賃額を明示するための文書化を拒否しました。62歳への定年延長など諸要求に対しても、個別企業での対応などとして回答を示さなかったことから、ストに突入しました。

 横浜港では、全横浜港湾労働組合連合会が始業時間の午前8時から、ふ頭ゲートに「ストライキ決行中」の横断幕を張り出して封鎖。冷たい雨が降るなか、スト破りで作業する会社が出ないよう巡回しました。


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