2017年3月24日(金)
高齢者を狙い撃ち
保団連 患者負担増阻止へ集会
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「このまま通していいの? 患者負担増」を掲げ、全国保険医団体連合会は23日、国会内で集会を開き、医師、歯科医師ら約110人が参加しました。2017年度予算案には高齢者をねらいうちにした負担増が盛り込まれており、患者署名「今こそストップ!患者負担増」などのとりくみを強化し、負担増を止めようと語り合いました。
負担増の内容は▽75歳以上の後期高齢者医療制度の保険料アップ▽70歳以上の高額療養費の負担上限引き上げ▽療養病床に入院する65歳以上の光熱水費の負担増―など。
住江憲勇会長があいさつし、「異様な国会でまともな予算審議もないまま国民の生活困難は二の次にして負担増を進めるのは許されない。大きな世論をつくろう」とのべました。森元主税副会長が基調報告。各地の代表が患者から「窓口負担が払えないので通院をやめるといわれた」「できるだけ安く治療してと求められる」など、受診抑制が広がる実態を報告しました。
東京高齢期運動連絡会の小嶋満彦会長代理と東京民医連ソーシャルワーカー部会長の渋谷直道さんがゲスト発言。小嶋さんは高齢者の訪問調査をもとに「高齢者は病気と生活に苦しみ悩みながら毎日を送っている」と訴えました。日本共産党の倉林明子参院議員と堀内照文衆院議員があいさつしました。