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2017年2月2日(木)

非正規雇用37.5% 最高に

昨年 目立つ働き盛りの置き換え

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 総務省が1月31日発表した2016年平均の労働力調査によると、役員を除く雇用者にしめる非正規雇用の割合が37・5%と調査開始以来、最も高くなりました。とりわけ35〜44歳、55〜64歳という働き盛り、ベテラン世代で正規から非正規への置き換えが顕著です。

 この10年の推移を見ると、雇用者数は07年の5185万人から16年の5381万人へと196万人増加しました。しかし、雇用形態別に見ると、正規雇用は3449万人から3364万人へ85万人減少する一方、非正規雇用は1735万人から2016万人へ281万人も増えました。

 年齢階層別に見ると、15〜64歳という現役世代で正規雇用の減少、非正規雇用の増加が顕著です。現役世代では正規雇用は07年の3380万人から16年の3266万人に減りました。非正規雇用は1594万人から1716万人に増えました。

 安倍晋三政権が発足する前の12年と16年を比較すると、35〜44歳の層で正規雇用が41万人減少する一方、非正規雇用は15万人増加しました。55〜64歳の層でも正規雇用が13万人減少する一方、非正規雇用は7万人増加しました。この層では16年の非正規雇用率は47・3%に上ります。

 大企業の求めに応じて労働法制を改悪してきたことが非正規雇用の増加につながっています。働き盛り世代で、不安定・低賃金の非正規雇用が増加したことが中間層の疲弊の一因です。

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