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2016年11月27日(日)

韓国200万人怒りの声

朴大統領退陣求め5週連続集会

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 朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領の退陣を求める大規模集会が26日、ソウルと主要都市で開かれました。5週連続となった集会の参加者はソウルで約150万人、全国で計約200万人(いずれも主催者発表)。一方、検察は大企業への家宅捜索を進めるなど、朴大統領の贈収賄疑惑の捜査を加速させています。(面川誠)


贈収賄も捜査

 裁判所は今回、主催者が求めた青瓦台(大統領府)から200メートル地点までのデモ行進を許可。その理由として、「集会とデモの目的は犯罪被疑を受けている大統領に対する抗議と責任追及であり、抗議の対象と集会・デモの場所は密接な関係にある」ことを挙げました。

 朴大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告による国政介入疑惑、大統領の意向を受けて崔被告らが設立した文化・スポーツ振興財団を利用した資金流用疑惑、財団に資金を拠出した大企業への特恵疑惑。韓国メディアが「崔順実の御用聞きに成り下がった」と非難する大統領に対する国民の怒りは増幅する一方です。

 現地からの報道によると、集会参加者は「民主主義と国の品位をぼろぼろにした朴槿恵は私たちの大統領ではない」「大企業の利益ばかり大事にして、庶民や中小企業を無視する政治はもういらない」と声を上げました。

 一方、検察は文化・スポーツ振興財団に拠出された大企業の資金に関する贈収賄疑惑の捜査を加速させています。資金拠出の見返りに、朴大統領が大企業への便宜供与を図ったという疑惑です。

 韓国メディアによると、検察は26日までにSKグループとロッテグループを贈賄容疑で家宅捜索。捜査令状には、両グループ会長が今年初めに朴大統領と面会した際に免税店営業の認可などの請託を行い、大統領が肯定的に応じたとの内容が記されているといいます。

 検察は29日までに朴大統領が事情聴取に応じるよう要請していますが、大統領府からは何の回答もない状態が続いています。


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