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2016年10月24日(月)

「しんぶん赤旗 いま読みどき」

沖縄/相模原事件

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(写真)オスプレイパッドは造らせないと集まった参加者に報告する赤嶺衆院議員=8月5日、沖縄県東村高江のN1裏

沖縄 高江のたたかいを毎日

 稲田朋美防衛相は9月23日、就任後初めて沖縄入りし翁長雄志知事と会談をしましたが、その前日、AV8ハリアーが沖縄本島の東方沖で墜落しました。基地の中に沖縄があるとさえいわれる沖縄の現実をあらためて感じさせる事故でした。

 米軍北部訓練場(東村、国頭村)の過半を返還し負担軽減をすると政府は大宣伝しますが、オスプレイの着陸帯建設という条件のため、沖縄の負担はより重くなります。

 工事再開が強行された7月11日以降、現地高江に記者を常駐させ、報道を強化しました。機動隊の暴力的排除、重機のヘリ搬入なども報道しました。それだけでなく、工事差し止めを求めて裁判に立ちあがった高江の人たちの思いも詳しく記事にしました。

 高江報道を強化するなかで、「赤土が流出している」との情報が寄せられ、写真入りで掲載しました。大宜味村の無所属議員からは、議会で工事中止の決議を挙げるから取材をと要請があり、地元紙よりも大きく報じました。

 高江の裁判に取り組む弁護士の一人は「赤旗は、毎日高江のことを書いてくれていますね」と期待を寄せました。

 辺野古とともに高江のたたかいがオールジャパンのたたかいになるような取材を続けたいと思います。


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(写真)事件があった「神奈川県立津久井やまゆり園」前の献花台に花を手向ける人

相模原事件 人権無視の根底に迫る

 相模原市の障害者施設で多数の障害者が殺傷された事件は、社会に強い衝撃を与えました。「赤旗」はシリーズ「意味なき命はない」で、障害のある当事者や関係者らの事件への受け止めを示しながら、事件の背景にある問題に迫っています。

 容疑者は、障害者を不要とする優生思想的な考え方を示しています。シリーズでは、「社会保障費の増大」が財政を圧迫すると危機をあおる安倍政権の姿勢や、障害者や高齢者、女性、子どもの人格を否定する政治家の暴言が後を絶たない状況が、優生思想の温床になりうることを明らかにしてきました。

 読者からは、「(記事に)心動かされました。このことをもっとみんなで話し合い考えていこうと思いました」「命を大事にしない人権を無視した今の政治に問題の根っこがあると思います」などの共感が寄せられました。

 関係者は「成果主義や競争原理を基本とした新自由主義的ないまの社会のあり方は、障害者の存在を軽くする」と指摘します。

 国連は「障害者を締め出す社会は弱くてもろい社会だ」と表明しています。社会的困難を抱える人を排除しない社会、障害の有無にかかわらずあらゆる人の命の尊厳を守る社会にするには―。今後、さらに取材を深めていきます。


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