2016年10月1日(土)
大西二段 最年少優勝
囲碁新人王戦 16歳6カ月
|
囲碁の第41期新人王戦(しんぶん赤旗主催)の決勝三番勝負第2局が30日、東京都千代田区の日本棋院でおこなわれ、227手で大西竜平二段(16)が谷口徹二段(20)=関西棋院=に黒番中押し勝ちし、2連勝で新人王のタイトルを獲得しました。公式戦初優勝です。(関連・棋譜)
16歳6カ月での新人王獲得で、2年前の一力遼七段の最年少記録(17歳3カ月)を塗り替え、史上最年少の新人王となりました。
大西二段は2015年に入段したばかり。新人王戦は今期初出場で、プロ2年目にして、いきなり若手の頂点まで上りつめました。
今年は10連勝を含め30勝8敗となりました。
2000年3月14日生まれ。東京都狛江市出身。11年、小学6年のときに「小学生名人」になりました。
大西竜平新人王の話 今まで応援してくれた人たちに恩返しができました。決勝に出るまでも、決勝の碁も難しい碁が多く、運がよかった。一力さんの記録は抜きましたが、新人王を取ったからと気をゆるめないようにしたい。世界の若手はすごく強い。そういう人たちと勝負したい。