2016年9月9日(金)
抗議の中 重機3台搬入
沖縄・高江 「森と生活壊すな」
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米軍ヘリパッド=オスプレイパッド(着陸帯)の建設資材が搬入されている沖縄県東村高江の米軍北部訓練場「N1地区」ゲートに8日、市民が抗議する中、重機3台が入りました。
重機は3台のトレーラーに乗せ、砂利を積んだダンプカー9台に続いて午前10時に搬入されました。小型のパワーショベル(2台)とロードローラー(1台)で、つり上げができるようにロープが取り付けられていました。
陸上自衛隊が木更津駐屯地(千葉県木更津市)でCH47輸送ヘリを使って重機を空輸する訓練をしていたことが確認されており、N1地区からH地区とG地区への機材搬入にヘリを使用する可能性が高まっています。
ロープ付きの重機の搬入は、7日の2台に続いて2日連続です。
北部訓練場のメインゲート前に集まっていた市民は、重機を乗せたトレーラーが姿を現すと「森を壊すな」と怒りの声を上げました。
うるま市から「島ぐるみ会議」の50人で抗議行動に参加した女性(74)は「やんばるの森と住民の生活を守るため、ヘリパッド建設を許してはならない」と語りました。
「N1裏」のテントでは、東京都の学生15人が座り込みました。