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2016年8月25日(木)

薬害なくせ 救済を

根絶デー 厚労省前で訴え

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(写真)「薬害のない未来を」と訴える薬害根絶デーを支援する学生(中央)=24日、東京都千代田区

 「薬害根絶デー」として、薬害の再発防止と被害者の迅速かつ的確な救済を求めて24日、当事者やその家族、支援する市民、弁護士、薬剤師らがリレートークを行い、東京・霞が関の厚生労働省前を埋めました。主催は同実行委員会。

 薬害根絶デーは、薬害エイズなどの反省から同省が薬害の再発防止を決意する「誓いの碑」を建立した1999年の同日を記念し毎年開かれています。

 子宮頸(けい)がん(HPV)ワクチンによる副作用被害に苦しむ10代の娘をもつ母親が、ワクチンを接種してから娘の体に起きた変化を克明に語りました。「一番楽しい時期を友人と遊ぶこともできない。娘の体を元に戻してほしい」と、声をつまらせながら訴えました。

 HPVワクチン薬害訴訟全国弁護団の水口真寿美共同代表は、「科学的に厳密に因果関係を証明できなければ副作用と認めず、救済の手も差し伸べない」という国や企業の姿勢を「薬害の歴史から何も学んでいない」と批判し、「薬害根絶のため力を合わせていきましょう」と呼びかけました。

 薬害を広く知ってもらおうと同実行委員会を支援する学生(20)は「薬害根絶の意思を次の世代へ引き継いでいきたい」と話しました。

高橋衆院議員ら参加、あいさつ

 日本共産党の高橋千鶴子、民進党の阿部知子両衆院議員が参加し、あいさつしました。

 同省の「誓いの碑」の前で、全国薬害被害者団体連絡協議会(薬被連)の花井十伍代表世話人が要望書を塩崎恭久厚労相に手渡しました。薬被連は同日、同省と文部科学省と交渉を行いました。


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