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2016年8月12日(金)

被災地の地域活性化を

福島・広野町 高校生が住民と交流

ふたば未来学園

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(写真)店の前で交流する生徒と住民=11日、福島県広野町

 福島県双葉郡広野町にある、県立ふたば未来学園高校(1、2年生282人)の生徒たちが11日、地元広野町のサマーフェスティバルに出店して、住民と交流しました。

 被災地の課題に挑み地域活性化をと創設した部活「社会起業部」の部員6人が、「わたあめ」を販売しました。元気な呼びこみの声に足を止め、家族づれなどが行列をつくりました。

 6歳と3歳の子がニコニコしながら食べるそばで母親(42)は、「生徒のみなさんが町にいて、町を明るくいい雰囲気にしてくれてます。こういう場がもっとあるとうれしい」。

 孫2人といっしょの女性(50)は「4月に避難先のいわき市から自宅にもどってきました。高校生がこうやって町の人といっしょになってやってるのはいいですねえ」といいます。

 同部は、地域で生徒と住民、住民同士がふれあう場づくり、町内産野菜や、校庭の雨水の放射線測定などに取り組んでいます。

 部長で2年生の高校生(17)は、「私たちの姿をみてもらいたくて出店しました。地域の活性化につながるとうれしい」と話します。

 「日本でここしかない部活をしたい」と入学した1年生部員の高校生(16)=いわき市在住。「自分で課題を見つけ、考え、提案する活動は、自由で楽しい」といいます。

 同じ1年生部員で、広野町に住む高校生(15)は、地元の役に立ちたいと入学。「むずかしいけれど、自分で町の問題、課題を見つけて解決を考えていきたい」と話します。2年生の高校生(17)は、「再生エネルギーの研究をして、小水力発電を地域で実現する具体的提案を考えたい。将来も福島に残って復興に役立ちたい」と語ります。


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