2016年8月12日(金)
空の安全を願う
日航機墜落事故31年 灯ろう流し
|
520人が犠牲となった1985年の日航機墜落事故から31年の12日を前に、犠牲者を追悼し、空の安全を願う灯ろう流しが11日夕、群馬県上野村の神流川(かんながわ)で行われました。主催は遺族らでつくる「8・12連絡会」など。
黙とうの後、墜落した午後6時56分ごろから、約300個の灯ろうを川面に浮かべ、手を合わせました。灯ろうには「空の安全を」「安らかにお眠りください。今年も3人で来ました」などのメッセージが書かれていました。
大阪から来た男性さん(30)は「昨年、父と同い年になった時に山で『父の分まで生きていきます』と誓ったので、今年は『前に進んでいます』と報告したい」と言います。母親のおなかの中にいる時に、父=享年(29)=が犠牲になりました。
「ここは父が逝った場所。ここにくると父に会いに来たという思いを強くします。8・12だけでなく、いろんな公共交通の遺族とも交流しているので、あらゆる交通の安全につながってほしい」と語りました。