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2016年8月6日(土)

日本共産党創立94周年記念講演会

来賓3氏のあいさつ 初当選3氏のあいさつ

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 5日の日本共産党創立94周年記念講演会で、来賓あいさつした3氏と、初当選の参院議員3氏のあいさつ(要旨)を紹介します。


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(写真)壇上に並ぶ参院選候補の各氏=5日、東京都北区

来賓3氏のあいさつ

野党・市民の共闘 一歩前に

SEALDs 諏訪原 健さん

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 シールズは8月15日に解散します。シールズは「自由と民主主義のための学生緊急行動」です。緊急行動をおしまいにして、もっとポジティブにどういう社会をめざすかという提案をしたい。

 憲法改正どうするんだという話がされます。自民党はとにかく一言でも二言でも変えたい。そんな人たちに絶対に憲法をさわらせてはいけません。

 私たちの生活のために政治をやってくれといいたい。選挙のなかで、どの政党も給付制奨学金の話をやってました。いま、やってますか。政治はそんな方向に向いていない。子育て、介護もそうです。

 選挙前に野党共闘をどうするかの議論なんてしてもしょうがない。どういう世界をめざすための野党共闘なのかという議論にしていきましょう。

 大事なことは、その議論を政治家だけにまかせないことです。参院選で成立した野党と市民の共闘をもう一歩前にすすめることを私たちの手で成し遂げましょう。

戦争しないの「9」なんやで

安保関連法に反対するママの会 西郷南海子さん

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 京都で2歳、5歳、8歳の子どもと暮らしています。保育園に子どもを迎えに行くと、5歳の娘が私のカバンに付いていた9条のタグを引っ張って、お友達にこう言いました。「これ何か知ってる?“戦争しない”の9なんやで」と。私は泣きそうになりました。もはや風前のともしびの9条に、子どもたちが輝きを与えようとしているのだと思いました。

 この夏の選挙で、野党共闘でたくさんの成果と同時に、なかなか響かない層もあるのではないかとの危機感も出てきています。目の前の生活に必死という人たちと、私たちの思いは必ずどこかでつながると思っています。それは、山の中にトンネルを掘る時の、こっち側と向こう側だと思います。どちら側も先が見えない中で模索しています。それが、どこでなら出会えるのか、自分のことばで考えるのが、この夏のオトナの宿題です。あなたのことばでないと届かない人が必ずいるはずです。この夏休みの宿題、一緒に頑張りましょう。

新しい政治へ知恵と工夫を

安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合(東京大学名誉教授) 広渡 清吾さん

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 市民連合は、安保法案に反対してたたかった29の市民団体で結成、安保法制の廃止と立憲主義の回復を求め、個人の尊厳を擁護する政治の実現を目指し運動を進めてきました。

 これまでの市民と野党の共同のたたかいのなかで、日本共産党が担われた役割はとても大きなものでした。市民運動の要請を正面から受け止め、野党共闘のために粘り強く取り組んでいただきました。

 安倍政権は今回の内閣改造により、憲法9条を最終ターゲットにした憲法全面「改正」に焦点を合わせています。来るべき衆院選は市民と野党の共同によるたたかいの真価を発揮すべき選挙です。国民は新しい政治を求めています。個人の尊厳を擁護する新しい政治とは何か、体系的で具体的な政策をつくりあげるため、もっと多くの知恵と工夫が求められます。このたたかいに展望を開くため、日本共産党にこれまで以上にがんばっていただかなくてはなりません。市民の一人として、私も力を尽くす決意です。

初当選3氏あいさつ

被災地の声を国会へ

岩渕 友さん

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 参院選の後、全国のみなさんから被災地・東北、福島の声を国会に届けてほしいと激励や期待がたくさん寄せられています。

 東日本大震災、原発事故から5年5カ月がたとうとしていますが、安倍政権は被災地の切り捨てを進め、原発再稼働のために福島の事故を終わったことにしようとしています。福島県では野党統一候補が現職大臣を破り、東北では五つの議席を勝ち取りました。市民と野党が力をあわせれば政治を変えられるという展望を示しました。この野党共闘をさらに大きく広げていこうではありませんか。

 憲法、平和、暮らしを守るために力をあわせ、現場に足を運んで一つ一つの声を国会へと届け、実現のために全力で頑張ります。

現実示し政権と対決

武田良介さん

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 東海・北陸信越をはじめ、全国のみなさんの力で国会へ送っていただきました。みなさんの声を国会へ届けてがんばります。

 安倍政権は「経済対策」の名で、リニア中央新幹線の建設をすすめています。豊かな自然を誇る南アルプスを貫通し大井川の水源を傷つけ、電磁波による健康被害も心配されています。何より、リニアそのものが危険視されています。

 私は環境委員会の所属となりました。リニアはもちろん、原発やエネルギー問題、食品の安全など、安倍政権の姿勢をただすため、全力を尽くします。

 私が青年運動で大切にしてきたのは、同じ目線で話を聞くことです。よく話を聞き、現実を突きつけ、安倍政権と対決していきます。

若者使い捨て変える

山添 拓さん

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 東京の、全国の皆さんのお力で国会へとお送りいただきました。

 選挙戦で「あなたの働き方、ブラックじゃない?」と横断幕を掲げた街頭調査で、ブラックな働き方で今の仕事を辞めたいと答える人が、15%近くに上り、驚きました。長時間労働など、若者を使い捨てにする社会に、未来はありません。ブラックな働かせ方をなくそうではありませんか。

 参院選直後の都知事選では、野党統一候補が実現しました。結果は悔しい思いをしましたが、政治を変える力はこうした一つ一つの経験の積み重ねだと思います。この間生まれた市民と野党の共同は、立憲主義を守る、民主主義を生かす太い幹となっています。この発展に、皆さんと力を合わせて取り組みます。


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