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2016年5月27日(金)

ヘイト許さず 参院法務委員会全会一致で決議

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 参院法務委員会は26日、ヘイトスピーチ解消法の成立をふまえて「ヘイトスピーチの解消に関する決議」を全会一致で採択しました。

 決議は、ヘイトスピーチについて「個人の尊厳を著しく害し地域社会の分断を図るかかる言論は、決して許されるものではない」と厳しく批判。被害者の集住地区の視察なども踏まえて真摯(しんし)な議論を重ねた結果、同委員会でヘイトスピーチ解消法が全会一致で可決し、24日の衆院本会議で成立したことは国連の委員会からの要請をもふまえたものであると述べています。

 その上で決議は、「共生社会の実現のためにも、ヘイトスピーチの解消に向けて取り組むことは、党派を超えた喫緊の重要課題」であり、ヘイトスピーチ解消法の成立は「大きな第一歩ではあるが、終着点ではない」と指摘。「私たちは、ヘイトスピーチ解消及び被害者の真の救済に向け、差別のない社会を目指して不断の努力を積み重ねていくことを、ここに宣言する」とうたっています。


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