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2016年5月26日(木)

絵画購入疑惑の舛添氏

政治資金で額縁36点

何に使う?…説明責任果たせ

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 舛添要一都知事が政治資金を私的に流用していた疑惑で、舛添氏の関連政治団体が3年間で少なくとも36点の額縁を政治資金で購入していたことが25日、本紙の調べで分かりました。政治資金で購入した書や絵画用の額縁とみられ、舛添氏が同時期に多数の絵画などを購入したことがうかがえます。


写真

(写真)「第四支部」が額縁を政治資金で購入した際の領収書

(拡大図はこちら)

 本紙は「新党改革比例区第四支部」と資金管理団体「グローバルネットワーク研究会」(どちらも2014年に解散)が政治資金収支報告書に添付した領収書を情報公開請求で入手。

 領収書には、都内にある画材・額縁の専門販売店の領収書が多数ありました。このうち10年〜12年の3年間にかけて、11枚、計約29万円の領収書の購入品に額縁36点が入っていました。金額はさまざまですが、デッサン額が1点9800円、日本画や書に使う和額では1万1500円などとなっていました。一方、キャンバスや色紙などの自分で描くための備品購入を示す領収書はありませんでした。

 絵画を取り扱う業者の男性は「いい額縁に入れると、絵の見栄えは、すごく良くなる。購入した絵画の額縁が悪ければ、良いのに買い換えることはよくある」といいます。

 舛添氏が政治資金で支払った領収書には、絵を扱う古書店や画廊などの領収書が多数存在します。

 本紙は、舛添氏が購入した2点の絵画(24日付既報)を特定しました。しかし、これらの支出名目は「資料代」「書籍代」となっており、購入した「資料」や「書籍」の中身はほとんど不明です。

 政治資金を使った額縁と絵画の購入は適切だったのか、舛添氏の説明責任が問われます。

 (矢野昌弘)


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