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2016年5月12日(木)

解雇自由・残業代ゼロノー

労組の垣根こえ集う

人間らしく働きたい

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 安倍晋三政権がねらう解雇の金銭解決制度の創設や、「残業代ゼロ」制度を盛り込んだ労働基準法改悪案の成立を阻止しようと11日夜、東京・日比谷野外音楽堂で「アベ政権はもう嫌だ!〜次に来る矢は“解雇自由”と“定額働かせ放題”」と題した集会が開かれ、ナショナルセンターの違いを超えて1800人が参加しました。主催は、日本労働弁護団などでつくる同実行委員会です。


野党3党が参加 東京・日比谷野音

写真

(写真)労働法制改悪ゆるすなと開かれた集会の参加者=11日、東京・日比谷野外音楽堂

 主催者あいさつした日本労働弁護団の徳住堅治会長は、「定額働かせ放題」ともいえる労働基準法改悪と、金銭解決制度の導入では、「賃金、雇用が不安定化される」と批判。「断固阻止し、働きがいある人間らしい労働の確立が必要だ」と語りました。

 日本共産党の小池晃書記局長、民進党の中根康浩衆院議員、社民党の吉田忠智党首があいさつ。小池氏は、残業時間の上限規制などを求める労働基準法抜本改正案を野党の共同で提出したことを報告し、「必ず実らせたい」と表明。3人が手を結んで声援にこたえました。

 参加団体の代表があいさつ。連合の安永貴夫副事務局長は「国民の犠牲のうえに成長戦略を描くことにストップをかけないといけない」と発言。全労協の金澤壽議長は「労働者のための労働法制を確立するたたかいが必要だ」と強調しました。全労連の井上久事務局長は、安倍政権は防戦にまわっているとして「流れを変えるチャンスだ。労働組合らしく攻めのたたかいをしていく」と表明しました。

 日本労働弁護団の棗(なつめ)一郎幹事長が情勢報告しました。

 集会後におこなわれた銀座デモでは、「ブラック企業野放し法案許さない」「雇用破壊を許さない」とアピールしました。


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