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2016年4月8日(金)

政府待機児対策を採点

“詰め込み” 保護者ら批判

保育士の待遇改善要望

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 安倍内閣が発表した待機児童緊急対策について保護者らが採点を行い、6日発表しました。政府が進める規制緩和と詰め込みは「子どもの安全と発達を脅かし、保育士の負担増になる」と批判し、恒久的な財源確保を求めています。


 採点をおこなったのは「保育園を考える親の会」(約400人、東京都豊島区)の有志31人です。

 採点は18項目で、保育所への入所者を増やす「量への影響」と、子どもの保育環境としての「質への影響」から採点。マイナス2からプラス2までの5段階評価です。(表参照)

 国を上回る人員や面積基準を導入している自治体に、基準を下げて受け入れを増やすよう求める政府対策は、もっとも厳しい評価に。量への影響は点数が付けられない「不可」、質への影響は「マイナス2」で、「逆効果」とのべています。

 「緊急的な一時預かり事業等の活用」については、質への影響は「マイナス2」に。都市部ではすでに満員の施設もあり、効果を疑問視しています。

 一方、政府案に入れてほしい施策として、「インパクトのある保育士の待遇改善」「民有地活用」が最高得点に。政府対策に、保育所増に欠かせない保育士の待遇改善について、賃金引上げなどをまったく盛りこんでいないことを批判しています。

 同会の普光院亜紀代表は「親たちの思いは、保育園を増やすのはもちろんですが、同時に安心した保育所でなければ子どもは預けらません。量とともに質を確保するための恒久財源は不可欠です」と話しています。

 採点表は同会のサイトから閲覧できます。

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