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2016年4月5日(火)

看護師 過酷労働で離職

倉林氏 改善と調査継続求める

参院行政監視委

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(写真)質問する倉林明子議員=4日、参院行監委

 日本共産党の倉林明子議員は4日の参院行政監視委員会で、昨年に厚労省が初めて行った看護職員の労働実態調査をとりあげ、労働環境の改善と、さらなる調査の継続と拡充を求めました。

 同委員会での倉林氏の求めにより厚労省が実施した全国アンケート調査では、1247人の看護師が回答。倉林氏は「回答者の4人に1人が管理職であり、ほかの調査と比べても桁が違う少なさで、きわめて不十分なものの、過酷な労働実態が改めて明らかになった」とし、「過酷な労働実態が看護職の離職を加速させている」と指摘しました。

 調査では、看護師のうち拘束時間が3交代夜勤の約2倍になる2交代夜勤をしている人は6割を超え、2交代制の夜勤時間が1回で16時間を超える人も約6割を占めました。倉林氏は、2交代夜勤の月平均回数は4・6回に上り、3交代夜勤に換算すると看護師確保法の基本指針を超えていると追及し、改善を求めました。

 また、「医療勤務環境改善支援センターの取り組みは助言や好事例の紹介にとどまるものであり、厚労省が主体となって悪循環を止めるべきだ。労働環境改善の責任がある」と強調し、実態調査の継続を迫りました。

 塩崎恭久厚労相は「現場の苦労がかなり厳しいことを調査で再確認した。2016年度も調査を引き続き行う」と答えました。


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