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2016年3月20日(日)

総がかり実行委 戦争法廃止求め集会

市民+野党で政権包囲

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 「戦争法廃止のために声をあげ続ける」「選挙で市民に寄りそう政治家を選びたい」。高校生、ママ、視覚障害者、日本弁護士連合会や日本キリスト教団の代表、日本医師会の前会長らのスピーチに、会場から大きな歓声が起こりました。戦争法強行から半年の19日、総がかり行動実行委員会が東京・日比谷野外音楽堂で開催した大集会と銀座パレード。参加した5600人(主催者発表)は「戦争法廃止」とかかれたプラカードを掲げ、「参院選は野党が勝利」「野党も市民もまとまるぞ」とコールしました。


2000万署名 東京事務所分だけで500万

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(写真)「戦争法絶対廃止」とコールする総がかり日比谷大集会の参加者=19日、東京・日比谷野外音楽堂

 直前に雨が弱まった集会は、プレイベントから満席に。戦争法廃止を求める2000万署名が、東京にある同実行委員会事務所に集まっただけでも500万人になったことが報告されました。

 開会あいさつした「戦争をさせない1000人委員会」の福山真劫(しんごう)さんは、今年の中心的な取り組みは「市民運動で安倍政権を包囲すること、衆参の選挙で野党を勝利させること」だと強調。「たたかう野党を全力で支えよう」と訴えました。

 高校生団体「T‐ns SOWL(ティーンズソウル)」のメンバー(16)がスピーチしました。「政治を行うのは国会だけではありません。主権者である国民の力が必要です」

 日弁連の福山洋子弁護士は、日弁連と全国52ある単位弁護士会で戦争法反対の活動を続けていると紹介。日本医師会前会長の原中勝征(かつゆき)氏は「野党連合で、国民のためにならないものはすべてやめてもらおう」と訴えました。

 日本共産党の小池晃副委員長、民主党の枝野幸男幹事長があいさつしました。小池氏は「自公とその補完勢力を少数派に追い込むために、市民のみなさんとたたかいぬく」と呼びかけました。社民党の吉田忠智党首、生活の党の小沢一郎代表のメッセージが紹介されました。

 実行委員会は、6月5日に大規模全国行動を実施することを発表しました。

 この日は全国各地で集会やデモなどがおこなわれました。

戦争法廃止求め大集会

小池・枝野氏があいさつ

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(写真)集会参加者とともにコールする小池晃副委員長(右)と枝野幸男民主党幹事長=19日、東京・日比谷野外音楽堂

 19日、東京・日比谷野外音楽堂で開かれた大集会で、日本共産党の小池晃副委員長、民主党の枝野幸男幹事長があいさつし、社民党の吉田忠智党首、生活の党の小沢一郎代表のメッセージが紹介されました。

 小池氏は、戦争法施行を前に、内戦状態の南スーダンで自衛隊が武器使用を拡大することや、過激武装組織ISへの空爆支援など、現実の危険性が高まっていると指摘。「一日でも早く廃止しなければ、“殺し殺される国”になってしまう」と強調しました。自民党の中に憲法改悪の衝動が高まっているとして、「参院選は、戦争法廃止か、解釈・明文改憲で戦争国家への道をつきすすむのかが正面から問われる」と強調。「民主党、維新の党、社民党、生活の党と固く力をあわせて、自民・公明と補完勢力を国会で少数に追い込むために、市民のみなさんと心一つにたたかいぬく」と表明しました。

 枝野氏は、5野党党首の合意をふまえて、「もっと急げという意見もあると思うが、お互いの違いをすりあわせて、結論を出していくのが民主主義だ。そのかわり最大のたたかいである選挙には必ず間に合わせる」と語りました。

 吉田氏は「安倍暴走政治をストップさせるために、参院選に勝利しよう」、小沢氏は「安倍政権を倒せるのはみなさんしかいません。この国の民主主義を守るため、戦前のような国に戻さないため、声をあげてください」とメッセージを寄せました。


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