2016年3月16日(水)
抗議男性を不当逮捕
米兵女性暴行事件で行動中
沖縄・名護
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沖縄県名護市の米軍キャンプ・シュワブのゲート前で15日、同基地所属の海軍1等水兵による女性暴行事件に抗議をしていた男性が、米軍に身柄を不当に拘束され、刑事特別法違反として名護署に逮捕されました。
現場にいた沖縄平和運動センターの山城博治さんによると、男性は抗議行動中、車に乗っていた米兵が挑発行為を繰り返したため、車に近寄って抗議した際に、ゲート前の地面に引かれた立ち入り禁止区域境界線を越えたとして拘束されました。山城さんは「県民を侮辱するにも程がある。徹底して抗議したい」と憤りました。
男性と接見した金高望弁護士は「身元もはっきりしており、事案が軽微で逃亡や証拠隠滅の恐れもなく、身体拘束する必要はない。逮捕は極めて不当だ。直ちに釈放するべきだ」と話しました。
県民らは男性が拘束されている名護署前で「仲間を返せ」「警察がやることは間違っている」と抗議しました。