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2016年2月22日(月)

きょうの潮流

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 高校生のころ、政治は身近なものだったろうか。思い起こせば部活や受験、異性とのことが日々の大半を占めていたような。恥ずかしながら政治について考える時間はほとんどなかったか▼「政治とは、難しいことでも、かっこ悪いものでもなく、自分たちが日本で生きるため、自分らしくあるため、家族や友だちを守るためにある」。戦争法に反対する高校生グループ「T‐ns(ティーンズ) SOWL(ソウル)」は、自分たちも主権者の一人であると強調します▼18歳選挙権が認められ、ぐっと身近になった政治。新たに選挙権を得る10代の若者3千人にNHKが調査したところ、戸惑いや不安を感じながらも次の参院選で6割が投票に行くと答えています▼調査では半数が今の日本の政治に関心があり、7割以上が不満をもっていることがわかりました。さらに9割近い若者たちが「今の政治が変わってほしい」と思っていることも▼にぎわう日曜の渋谷の街。高校生を先頭に“戦争反対、安倍政権退陣”の声がひびきました。私たち高校生も主権者として政治に参加する自由と権利がある。全国いっせいに立ち上がった高校生。日本の政治にも春を呼ぶデモです▼そういえば、高校時代に「未見の我(われ)」という言葉を教わりました。内にある可能性の発見、新しい自分をつくりだしていく努力。人間解放の理想に燃えた青年マルクスも「人類の幸福と、われわれ自身の完成とは対立するものではない」と―。政治や社会に目を向けた若者が立つとき、歴史は動きます。


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