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2016年2月5日(金)

出所不明の政治資金1157万円

自民 末松参院議員(兵庫選挙区)を告発

オンブズマン

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 自民党の末松信介参院議員(兵庫選挙区)が2010年の参院選で、自身が代表の自民党支部から計1157万円の寄付を受けたと県選挙管理委員会に届けたのに、支部の政治資金収支報告書には寄付の記載がないことがわかりました。

 市民団体「政治資金オンブズマン」(大阪市)は2日、「選挙資金は『出所不明』の資金によって調達されたことになっている」などとして、政治資金規正法違反(不記載)の疑いで神戸地検に告発状を郵送しました。

 告発状によると、末松氏は10年参院選の「選挙運動に関する収支報告書」で、自身が代表の「自民党兵庫県参院選挙区第一支部」から1157万円の寄付の記載がありました。

 一方で、同支部の収支報告書に、末松氏個人に寄付の記載はありません。また、同支部には、1157万円の寄付をするだけの原資がありません。

 また告発状では、末松氏の資金管理団体「末松信介後援会」が10年から14年にかけて、中学校の同窓会やヨットクラブ、「葡萄(ぶどう)酒倶楽部」、書道教室などに計10回20万4800円を会費名目で寄付している点を指摘。「『会費』名目の支払いは公選法上の『寄付』に該当することは明らか」として公選法違反(後援団体の寄付行為の禁止)で告発しています。

 末松議員は2004年に初当選し、現在2期目。自民党幹事長代理の要職にあります。今夏の参院選で改選を迎えます。


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