2015年11月23日(月)
労働者の誇り守る輪を
はたらく女性の中央集会閉幕
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さいたま市内で開かれていた第60回はたらく女性の中央集会(同実行委員会主催)は22日、閉幕しました。各地の労働組合や中小業者、農業団体の女性部などから、のべ1350人が参加。「戦争する国」づくりストップ、働く女性の誇りと人権を守る共同の輪を広げることを確認しました。
主催者あいさつで長尾ゆり実行委員長(全労連副議長)は「戦争法が強行されたけれど、国民は決してあきらめていない」と強調。戦争法廃止を求める2000万人署名に触れ、「職場や地域で本気で集めきり、必ず戦争法を廃止させましょう」と呼びかけました。
埼玉県内をはじめ、各地で「非正規切り」や不当解雇、マタニティーハラスメントなどとたたかう当事者が次々と発言しました。
非常勤講師として違法な「偽装請負」で働かされた末、雇い止めされた正智深谷高校争議の原告が決意を表明。「子どもたちに安心・安全な教育をするためには、働く人の安心・安全ときちんとした労働環境が必要です」と訴えました。
埼玉土建主婦の会の呼びかけで、参加者がいっせいに紅白の紙を掲げました。「NO! WAR」の人文字があらわれると、会場が一つになりました。
TBS報道特集キャスターの金平茂紀さんが講演。埼労連の前島英男副議長が来賓あいさつしました。
参加者は集会後、市内をパレード。「女性の活躍いうのなら」「生涯派遣はやめなさい」「最低賃金上げなさい」とコールしました。