2015年11月21日(土)
診療報酬 プラス改定を
医団連が国会内で集会
|
医療団体・患者でつくる医療団体連絡会議(医団連)は19日、診療報酬のプラス改定を求めて国会内で集会を開き、約200人が参加しました。
診療報酬の2016年度改定に向けた議論が本格的に始まり、財務省や財界は診療報酬の「マイナス改定」を要求しています。
全国保険医団体連合会の齋藤みち子副会長は基調報告で、赤字病院の増加による「医療難民」の懸念や、「患者7人に看護職員1人」病床の削減推進などの問題点を語りました。「診療報酬は保険診療の質と量を規定し、患者の命や健康の保障に直結する」と述べ、診療報酬プラス改定や社会保障の充実などを求めました。
現場の医療従事者がリレートーク。看護師の女性は「慢性的な看護師不足で夜勤は緊張の連続。現行の『夜勤時間72時間』を緩和するのではなく規制強化し、診療報酬の改善を」と訴えました。
日本共産党の畑野君枝、畠山和也、本村伸子各衆院議員、田村智子参院議員があいさつしました。
集会に先立ち、財務省に申し入れを行い、大門みきし参院議員が同席しました。