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2015年11月20日(金)

主張

大阪のダブル選挙

「さよなら維新政治」共同広げ

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 大阪府知事選・市長選のダブル選挙は22日投票日を迎えます。「オール大阪」の共同の力で必勝をめざす、くりはら貴子知事候補、柳本あきら市長候補(ともに無所属)は、橋下徹大阪市長が率いる「大阪維新の会」の知事・市長両候補を激しく追い上げています。「反維新」の一点で共同する政党・団体・個人の陣営は、全国的意義をもつ今回のダブル選挙で、なんとしても「維新政治」に終止符を打とうと、最終盤の大激戦を勝ちぬくために全力をあげています。

「オール大阪」にこそ大義

 ダブル選挙の最大の焦点は、これまでと、まったく異質な政治を大阪にもたらし、民主主義も地方自治も暮らしも大本から破壊してきた「維新政治」を終わらせ、庶民のまちにふさわしい、まともな大阪の府政・市政をよみがえらせることにあります。

 「反維新」の共同の大義は明確です。自民党大阪府連はホームページで、ダブル選挙は「“橋下・維新政治”の是非が大きな争点」と明記し、「維新政治からの脱却」の「一点」で、「自民党と共産党は同じ方向」と表明しました。竹山修身堺市長や平松邦夫前大阪市長らが共同の先頭にたち、労働組合の分野でも文字通り垣根をこえた連携がすすんでいます。

 日本共産党も参加する「明るい民主大阪府政をつくる会」「大阪市をよくする会」が発行した「まるわかりパンフレット」や連日発行している機関紙「日刊オール大阪 さよなら維新」には、有権者から「橋下さんに投票して、悔いている。今度はまわりに広げます」などの反響が寄せられています。「明るい会」の機関紙配布協力を市民団体が申し出て、大規模な作戦を進める草の根の共同も加速しています。

 自らの生き残りをかけて必死の維新陣営は、まともな政策論戦を行わず、橋下市長を先頭に「自民党、民主党、共産党が手を組むのはおかしい」などの“野合攻撃”ばかりです。しかし、大阪市をなくす「都構想」をはじめ、独裁的手法で民主主義も地方自治も個人の思想信条の自由も破壊する「維新政治」に終止符を打つために、国政での立場の違いをのりこえて、一致して共同することは、“野合”などではなく、府民的大義にたったものであることは明瞭です。

 維新陣営は「過去に戻すか、前に進めるか」と繰り返しますが、「前に進める」を語れないのは、5月の住民投票で大阪市民から「ノー」をつきつけられて破綻した「都構想」にしがみつくしかない維新陣営の方です。橋下市長と維新が持ち込んだ、対立と分断をあおり、「制度いじり」に終始する「維新政治」を断ち切ることなしに、大阪の未来は開けません。

歴史的勝利の実現へ向け

 「明るい会」「よくする会」は最終盤、全有権者規模での宣伝・対話へむけ、総決起することを呼びかけています。これまで積み重ねてきた「反維新」の共同をさらに強めるとともに、政党・団体・個人がそれぞれ力を尽くすことが急務です。「大阪がかわれば、日本がかわる」―共同の力で「維新政治」に終わりを告げるならば、国の政治の流れに大きな影響を与えることは明らかです。歴史的勝利を必ず実現し、新しい政治の扉を開こうではありませんか。


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