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2015年11月13日(金)

掘削調査再開に怒り

沖縄・辺野古

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(写真)ボーリング調査を行うためのスパット台船(奥)と、警備する海上保安庁のゴムボート=12日、沖縄県名護市辺野古

 防衛省沖縄防衛局は12日、名護市辺野古の米軍新基地建設に向け、埋め立て工事海域で地盤の強度を確認する海底ボーリング(掘削)調査を再開しました。

 沖縄県が再三、作業中止を求め、県民らが連日、米軍キャンプ・シュワブゲート前での座り込みや海上で新基地反対の抗議行動を続ける中、掘削調査の再開を強行した安倍政権の異常な強権ぶりが際立っています。

 沖縄防衛局は、午後2時30分ごろ、大浦湾の長島付近の海上に設置していた作業足場の台船から掘削調査を始めました。掘削調査は6月30日以来、4カ月半ぶり。政府と県の集中協議や台風の影響で中断していました。調査は全24カ所のうち、5カ所が残されています。

 掘削調査再開に対し、新基地建設に反対する県民らは怒りの声を上げました。

 海上では、早朝から抗議船4隻やカヌー隊が繰り出し、夕方まで抗議行動をしました。「海を殺すな」「宝の海を守れ」と書かれたボードを掲げながら、「違法な工事をやめろ」「調査を中止しろ」と訴えました。

 千葉県富津(ふっつ)市の男性(65)は「調査再開は、安倍政権の強権政治の現れ。大浦湾の海で生きている生物を権力によって埋め殺してしまう。こんな傲慢(ごうまん)なやり方は許せない」と憤りました。


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