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2015年10月20日(火)

将棋新人王戦 菅井、自信の穴熊で勝利

大橋、中盤優勢も届かず

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(写真)最終局を検討する菅井六段(右)と大橋三段=19日、大阪市・関西将棋会館(峯松進撮影)

 ラストチャンスの本命・菅井竜也六段(23)と、プロ入りのかかった奨励会員・大橋貴洸(たかひろ)三段(23)の対決で注目された第46期将棋新人王戦(しんぶん赤旗主催)は19日、菅井六段の優勝で幕を閉じました。第1局に敗れカド番に立たされながらも、逆転で新人王を勝ち取りました。

 改めて振り駒で大橋三段の先手。後手・四間飛車の相穴熊の戦型で18手まで第2局と同じ進行。

 52手目、菅井六段が20分の考慮で△7五歩から仕掛け、たたかいが始まりました。

 69手目▲2四角から飛角交換して▲3四飛とした局面は「飛車の利きが大きく先手よし」の声があがりました。

 72手目、菅井六段が16分を費やして放った△5七角が「△3五角からの攻めと、△3三歩からの飛車攻めを見た勝負手」(立ち会いの北浜健介八段)で、ここから流れが変わり形勢不明に。

 攻め合いとなりましたが、108手目△8八香〜△9七桂が痛打となって、逆転勝利が決まりました。

 敗れた大橋三段は「やれるだけのことはやった。今日の結果は残念」と肩を落としました。

 北浜八段は「大橋三段がうまく指してリードしましたが、決め手を与えない菅井六段の指し回しが巧みで、実力をみせました。内容の濃い一局でした」と評しました。

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