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2015年10月19日(月)

きょうの潮流

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 20世紀前半の米国の哲学者で民主主義者の代表といわれたジョン・デューイは、こんな言葉を残しています。「民主主義は、他者と生きる共生の能力だ」▼作家の高橋源一郎さんとSEALDs(シールズ)のメンバーが対談した『民主主義ってなんだ?』(河出書房新社)で紹介されています。この夏、たくさんの人が戦争法とのたたかいのなかで民主主義とは、を自問したことでしょう。そのヒントがつまった一冊です▼現代民主主義の始まりは2500年前の古代ギリシャにみられるといいます。しかし中国やインドにも芽はあったというように、歴史をさかのぼっても考え方や形態は多様で、受け止めも人それぞれです▼人間が長い間問いかけてきたもの。一つの答えが『SEALDs 民主主義ってこれだ!』(大月書店)にあります。メンバーのひとりは「生活の延長線上に政治や民主主義をとらえる」ことの大事さを語っています▼きのう秋晴れの渋谷に響いたシールズの街頭宣伝。野党5党も集まり、国民連合政府をつくろうと呼びかけた共産党・小池副委員長のスピーチに、ひときわ大きい声援が寄せられました。「野党は集まれ」「野党はきょうりょく」のプラカードも▼私たち一人ひとりが思考し、何が正しいのかを判断し、声を上げること。それが民主主義では―。若者たちは訴えます。自分のため、次の世代のため、この国の未来のため、主権者として行動しよう、と。民主主義をつくっていく不断の努力。それに終わりはありません。


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