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2015年10月7日(水)

「日本共産党常任活動家の墓」第30回合葬追悼式

山下書記局長のあいさつ

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 3日に開かれた「日本共産党常任活動家の墓」の第30回合葬追悼式で、山下芳生書記局長がおこなったあいさつは次のとおりです。


写真

(写真)あいさつする山下芳生書記局長=3日、東京都八王子市の上川霊園

 合葬追悼式にご出席いただき、ほんとうにありがとうございます。

 私たちがこの墓を建立したのは1986年です。今回合葬される方は180人、これまで合葬された方を含めて3665人になります。一人ひとりのかけがえのない人生に心をよせ、「不屈の戦士ここに眠る」と刻まれた共同のお墓に合葬する。日本の政党では日本共産党だけと思います。党創立以来93年、苦難の歴史を乗り越え、新しい日本の未来を展望し、献身的にたたかってきた仲間への深い敬意と連帯の思いがあらわされた場所です。

 今日の合葬追悼式は、日本の政治のかつてない激動と、歴史を切り開く新しい国民運動の発展のなかで迎えました。

 安倍自公政権によって憲法違反の戦争法案の採決が強行されたことは許しがたいし悔しい。しかし、たたかいの中で希望も見いだしました。全国いたる所で市民の手による新たな運動が始まりました。一人ひとりの国民が主権者として自覚的、自発的に声をあげる。この国民のうねりは止まることはありません。「強行されても諦めない」「安倍政権を倒して」「野党はまとまって」との声が大きくなっています。

 日本共産党は、どうすればこの国民の声に応えられるか真剣に検討しました。そして「戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府」をつくろうという呼びかけを発表しました。日本の政治の非常事態を打開するため日本共産党が思い切った提案をしたと大歓迎されています。憲法学者の小林節さんは「わが意を得たり」「大義ある提案」といわれました。国民の期待にこたえ、実現に向け全力を尽くす決意です。

 今回合葬された方の多くは永年党員です。最高年齢は102歳、一番若い同志は55歳です。今回の提案を聞かれたら、どんなに喜び、実現への熱い期待を語るだろうかと思わずにはいられません。

 献身的に不屈に活動を担ってきたみなさんの活動の上に、今日の情勢と国民運動の発展があり、現実政治を動かす党の存在がつくり出されているのです。心からの敬意と感謝の気持ちをのべるとともに、故人が貫いてこられた党綱領実現の事業の確かな前進、来年の参院選挙での躍進を勝ち取るため、ご遺志を受け継ぎ、奮闘する決意です。

 最後に、合葬された故人を励まし支えてこられたご家族のみなさんのご苦労に、改めて感謝とお礼を申し上げます。ご遺族のみなさんが悲しみを乗り越え、お元気で暮らされることを心から願ってごあいさつといたします。


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