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2015年10月2日(金)

きょうの潮流

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 80年代後半に大ヒットした映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」。過去にタイムスリップした主人公が若き頃の親友ドクに出会い、現在のアメリカ大統領はロナルド・レーガンだと告げる場面があります▼ばかにして信じないドク。その当時のレーガンは俳優で、組合の委員長でありながらハリウッドの“赤狩り”に協力していました。ごりごりの反共主義者は政治家に転じても力による外交政策をとり、グレナダに武力侵攻しました▼悪名高き第40代米大統領。その名を冠した米海軍の原子力空母が、きのう横須賀基地に入港しました。東京タワーの高さと同じ全長333メートル、排水量9万7000トンの巨大航空母艦。湾を圧する姿はアメリカの軍事力の象徴です▼ジョージ・ワシントンに続く、2基の原子炉をもつ空母の配備に地元では市民らが抗議や不安の声をあげています。福島第1原発1号機に匹敵する原子炉を持ちながら、安全管理は米国任せ。放射能漏れや防災対策の不備も指摘されています▼「首都圏の原子炉」が事故を起こしたら…。取り返しのつかない危険を受け入れているのは日本だけ。空母と一体の艦載機は、厚木基地周辺をはじめ各地で爆音をまき散らし、空の恐怖を住民に与え続けています▼「基地のない横須賀」を望む市民の願い。それを大統領名の原子力空母がふみにじり、国民の危険を顧みずに居座る。これほどあからさまな対米従属を許しておいて「対等・平等の関係を築く」(安倍首相)などといえるのか。


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