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2015年10月1日(木)

きょうの潮流

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 10月、スポーツの秋です。日本体育協会によると、運動時の熱中症発生件数は、気温20度以下でほとんどなくなるそうです。東京の10月の平均気温は17度前後。運動に適した時期なのでしょう▼先日、スポーツクライミングを体験しました。突起のついた人工壁をよじ登り、到達した高さなどを競う。選手は判断力やバランス感覚、柔軟性、筋力、持久力といった人間の能力を総動員して難壁に挑みます▼国内300カ所以上にジムがあり、50万人の愛好者がいるというクライミング。それを含めた野球・ソフトボール、空手、ローラースポーツ、サーフィンの5競技が東京五輪の追加候補に提案されました▼実施競技は来夏の国際オリンピック委員会総会で決まりますが、大会組織委の提案には異論や反対も。検討会議座長の御手洗(みたらい)・経団連名誉会長は「若者へのアピールと日本中を盛り上げる競技かどうか」で決めたといいますが、選考内容の説明はなし。これでは落選した競技も納得できません▼新国立競技場、エンブレムと、決定過程が批判を浴びている最中にまたも露呈した不透明さ。だいたい検討メンバーの半数以上が政治家や財界人で国内外のスポーツの実情が分かるのか▼新エンブレムの選考委も各界からずらり。しかし肝心の大会理念が定まらない状態では心もとない。ロンドン五輪も来年のリオ五輪も組織委の会長はスポーツ人でした。東京の会長は森喜朗氏。政財界が主導する五輪をスポーツ界や市民の手に取り戻さなければ。


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