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2015年9月4日(金)

年金情報流出 機構の隠ぺい姿勢追及

参院委 小池氏「徹底究明を」

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 日本共産党の小池晃議員は3日の参院厚生労働委員会で、年金機構による個人情報流出問題について、報道されている情報さえ隠ぺいする機構と厚労省の姿勢を追及しました。

 機構の水島藤一郎理事長は、流出ファイル名などについて報道されているにもかかわらず「捜査上の問題」を理由に拒否してきました。小池氏の質問に、警察庁の斉藤実長官官房審議官は「ファイル名や流出した事務所名については、公表を控えるような具体的な要請は行っていない」と答弁。水島氏の虚偽答弁が判明したため、審議が中断しました。

 水島氏は「誤解を招く表現をおわび申し上げる」と謝罪しましたが、小池氏は「誤解の余地はない」と指摘。「事態が発覚して3カ月がたつのに、報道されていることすら認めない。国会と国民を愚ろうするものだ」と批判しました。

 さらに小池氏は、年金情報が流出したのに「流出していない」と虚偽説明をした2449人に対し、管理職だけで戸別訪問して処理していた問題を追及。「個別に電話で指示した」と説明する年金機構に対し、「指示文書なしに、2449人の戸別訪問ができるのか。指示文書があったという証言もある。ブロック所長会議も開かれたと聞いている」とただしました。

 水島氏は「7月3日の指示文書以外はない」と述べたため、また委員会が紛糾しました。小池氏は「7月3日は、戸別訪問が終わった日だ。そんな説明は通用しない」と述べ、徹底究明を求めました。


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