2015年9月2日(水)
米軍ヘリ墜落 那覇市議会が抗議決議
原因究明と飛行中止要求
中城・北谷も
那覇市議会は1日、定例会で、8月12日に起きた沖縄県うるま市沖での米陸軍ヘリ墜落事故の原因究明と、結果が公表されるまでの同機種の飛行中止などを求める抗議決議と意見書を全会一致で可決しました。
抗議決議と意見書は、「このような事故が後を絶たず、何ら有効な再発防止策も講じられないまま訓練が再開される現状は、軍事優先で市民・県民の安心安全な生活を軽視するものであり、断じて容認することはできない」と批判し、住宅地と漁場上空での飛行停止や外来機の訓練中止など実効ある再発防止策を講ずること、事件・事故発生時の通報及び情報提供の迅速化、日米地位協定の抜本的改定などを求めました。
中城(なかぐすく)村議会も同日、臨時会で、同事故に対し抗議し、県内における事故機と同機種の飛行中止や、安全管理と再発防止などを求める抗議決議と意見書を全会一致で可決しました。
北谷(ちゃたん)町議会も8月31日の臨時会で、同事故について「米軍の演習・訓練を即時中止し、事故の再発防止と具体的な解決策を日米両政府で作成し、早期公表を行うこと」などを求める抗議決議と意見書を全会一致で可決しました。