「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2015年8月24日(月)

水俣病問題解決早く

決起集会でアピール採択

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)松永さん(正面右)の訴えに耳を傾ける参加者=23日、熊本県水俣市

 「ミナマタ現地調査」2日目の23日、熊本県水俣市で、決起集会が開かれました。全国から約300人が参加し、「水俣病問題の一刻も早い解決実現」のアピール案を採択して全日程を終了しました。

 水俣病不知火(しらぬい)患者会の大石利生会長が「公式確認から59年たった今でも、1000人を超える被害者が裁判で救済を訴えている。すべての被害者救済には、被害実態を明らかにする環境・健康調査の早急な実施が必要です」とあいさつ。板井優弁護士が記念講演しました。

 集会では、原発反対の市民団体や水俣病訴訟の東京、近畿、熊本、新潟の各原告・弁護団が発言。「原発再稼働ストップ水俣の会」の松永幸一郎さん(52)は、胎児性水俣病患者として苦しんできた体験を紹介。「環境を破壊し人を傷つける原発事故は水俣病と同じだ」として、「国や加害企業には、人の命の大切さ、犯した罪の重さを考えてほしい」と訴えました。

 日本共産党の真島省三衆院議員、いせだ良子参院比例候補らが参加。真島議員が連帯あいさつしました。

 不知火患者会は集会後、熊本県が25日に公表予定の「水俣病特別措置法」に基づく救済結果について、会見を開き、考えを述べると発表しました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって