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2015年8月20日(木)

同じ仕事なら同じ賃金

参院厚労委で参考人質疑

辰巳議員が質問

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 参院厚生労働委員会は19日、職務に応じた待遇確保法案について参考人質疑を行いました。


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(写真)参考人に質問する辰巳孝太郎議員=19日、参院厚労委

 意見陳述した生協労連の北口明代委員長は、職務評価を比べると正規職員100に対しパート職員88・7%なのに、賃金では正規100にパートは56%だと指摘。「同一労働同一賃金」原則による均等待遇の確保を求めました。法案に均等待遇に加えて「均衡待遇」が盛り込まれたことついて格差是正・待遇改善にとって有効ではないと批判しました。

 派遣労働ネットワーク理事長の中野麻美弁護士は、派遣ネットワークの調査で、派遣の賃金は下がる一方だと指摘し、派遣社員と男性正社員では仕事の困難度に変わりはないが、倍の賃金差があるとのべました。

 生活が見通せない賃金で、通勤手当など諸手当もなく、福利厚生でも差別され、出産・育児、介護の権利が保障されにくいと指摘。そのうえで賃金と待遇の格差を是正する義務を派遣元、派遣先に負わせるべきだと主張しました。

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(写真)意見陳述する参考人の各氏=19日、参院厚労委

 日本共産党の辰巳孝太郎議員が、「非正規雇用の賃金を上げれば大変になる」という意見もふまえて格差是正・待遇改善をはかるうえで重要な姿勢について質問。北口氏は、非正規労働者の賃金を上げていくとともに、社会保障の拡充が必要だと指摘しました。

 辰巳氏は、労働者派遣法の改悪案が、政府の掲げる「女性の活躍」に資するかと質問。中野氏は、女性の正規社員を派遣社員に置き換える常用代替がすすむ危険があると語りました。


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