「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2015年8月16日(日)

侵略美化 靖国に3閣僚参拝

安倍首相が玉串料

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 安倍晋三首相は終戦記念日の15日、靖国神社への参拝を見送りましたが、自民党の萩生田(はぎうだ)光一総裁特別補佐を通じて「私費」による「玉串料」を奉納しました。安倍首相の玉串料奉納は3年連続です。

 日本の過去の侵略戦争を「アジア解放」の「正義の戦争」として賛美する歴史観を掲げてきた特異な宗教施設への首相の奉納行為は、「私費」とはいえ、同様の歴史観を共有する立場を示すものです。

 この日、閣僚では高市早苗総務相と山谷えり子国家公安委員長、有村治子女性活躍・少子化担当相とが参拝しました。

 参拝後、記者団の問いに高市総務相は同神社の特異な性格にはふれず「国策に殉じた方々に尊崇の念を持って感謝の誠をささげてきた」などと正当化。有村氏は「世界の平和と安全をつくり出していけるように、との思いで参拝した」と開き直りました。

 萩生田氏は同神社で記者団に、「(2013年12月に)首相は心静かに参拝したが、政治問題化、外交問題化した。総合的に判断して参拝を見送った」と説明。首相から「ご英霊に対する感謝の気持ち、靖国への思いは変わらない」との伝言があったことを明らかにしました。


 「玉串料」 「玉串(たまぐし)」とは神道で神前に拝礼するときに捧(ささ)げる榊(さかき)などの枝に木綿か紙をつけたもの。「玉串」の費用=「玉串料」を奉納することは、首相の歴然とした宗教行為です。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって