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2015年7月26日(日)

新基地阻止へ県に要請

沖縄・県民会議 岩礁破砕問題など

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(写真)岩礁破砕許可取り消しなどを県の担当者(左側)に要請する県民会議の人たち(右側)=24日、沖縄県庁

 沖縄県の「基地の県内移設に反対する県民会議」は24日、辺野古新基地建設の埋め立て承認の取り消しだけでなく、あらゆる知事権限を駆使して対応するよう県に要請しました。

 県民会議が求めたのは▽埋め立て本体部分の岩礁破砕許可の手続きには瑕疵(かし)があり、許可の取り消しを▽「仮設岸壁」(仮設桟橋)造成について、沖縄防衛局に「設計概要の変更申請」を行わずに工事に着手することは認められないと通知すること▽工事用仮設道路の追加を認めた設計概要変更の承認を取り消すこと―など6項目です。「沖縄県知事が辺野古の埋め立て承認を取り消した場合も工事を進めていく」と政府が表明しており、いずれも切実です。

 赤松勉海岸防災課長らが応対しました。

 県は、埋め立て承認取り消しに関連して海底ボーリング調査も法的根拠は失われるとの見解を示しました。

 県民会議の北上田毅氏が、埋め立て承認取り消しに伴い「岩礁破砕許可はなくなるんですね」と確認を求めると、新里勝也水産課長は、岩礁破砕許可は別の法律に基づいており、「自動的に取り消されるという認識ではない」「別に手続きは必要」と答えました。

 申し入れ参加者は、台風通過の際、フロートなどにつないだコンクリートブロックが引きずられサンゴが傷められているとして、県の調査を求めました。


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