2015年7月25日(土)
辺野古新基地・高江ヘリパッド反対
沖縄防衛局囲む「人間の鎖」
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沖縄県の民意を無視して名護市辺野古の米軍新基地建設と東村高江の米軍ヘリパッド(着陸帯)建設を強行する沖縄防衛局に抗議し、工事中止を求める「大包囲行動」が24日、嘉手納町にある沖縄防衛局で行われました。「わんから市民の会」が呼びかけ、約50団体が賛同。親子連れなど約350人の幅広い人たちが参加しました。
参加者らは「NO!HENOKO」と書いた紙を手に持ち、音楽と太鼓の音に合わせ、防衛局を一周。手をつないで「人間の鎖」をつくって防衛局を包囲し、「新基地反対」「全基地撤去」とコールしました。
「危険除去っていうならば戦争へつながる全ての基地をなくすべし」「戦争いやだ」などの横断幕も掲げられました。
参加者は三線(さんしん)や歌を交えながら「子どもたちの命を守ろう」「沖縄の軍事要塞(ようさい)化を許さないぞ」「みんなで翁長知事を支えよう」などと訴えました。戦争法案の廃案や安倍政権打倒も呼びかけられました。参加者は、新基地断念などを求める抗議要請文を防衛局職員に手渡しました。
7歳の娘と一緒に来た読谷(よみたん)村の女性(30)は「楽しくやりたい」と楽器を持って参加。「政府のやり方におかしいと思っている人が自然に声を上げられる雰囲気を広げたい」と話しました。
また、東京と電話をつなぎ、同日行われた首相官邸包囲の参加者らと連帯しました。