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2015年7月22日(水)

教え子 戦場に送るな

長野 教育関係者ら集会

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(写真)悪法廃案を求めて広範な教育関係者が共同で開いた緊急集会=20日、長野市

 戦争と専制政治への不安の影に「教え子・若者を再び戦場に送るな」と20日、長野市で「安保法案に反対する教育関係者緊急集会」が開かれました。県教育長・高校長経験者から、教職員組合運動関係者まで、立場を超えて約350人が参加する歴史的な集まりに発展し、デモ行進で法案ストップを訴えました。

 教育関係者へのアピール署名・集会呼びかけ人の一人、県教育長を務めた山口利幸氏は、戦時中の学徒出陣を神宮のスタンドで見送った戦争体験者からの手紙を紹介し、「悲惨な戦争は、二度とあってはならない。解釈改憲でいとも簡単に変えるのは非常に姑息(こそく)、危険だ」と述べました。

 松本隆氏(県教組委員長)は、長野県の教育者が戦時中、国策となった「満蒙開拓」遂行に積極的に協力し、「15〜16歳の子らを満蒙開拓青少年義勇軍に送り出し、4〜5人に1人が二度と信州の地を踏めなかった」と語り、法案反対の決意を述べました。

 花島尭春(はなじま・たかはる)氏(「信濃毎日」元論説主幹)が講演し、「戦争への空気は、教育、マスコミへ介入の積み重ねの上にある。小異を捨てて、大同につくとき。内外の多くの犠牲の上にある平和憲法に反する法案を押し通すのは、戦争で流された多くの血を無意味にするものだ。めげない、あきらめない」と力強く語りました。


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