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2015年7月18日(土)

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経財諮問会議のメンバーは?

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 経済財政諮問会議という政府組織が記事によく出てきますが、いまのメンバーの氏名は? また、どのような経歴の人たちですか。(和歌山県・女性)


労働者や消費者代表は皆無

 経済財政諮問会議のメンバーは11人です。議長は安倍晋三首相。議員は、関係閣僚5人、日本銀行総裁、民間議員4人の10人で構成されています。

 現在の民間議員は、伊藤元重東京大学大学院教授、榊原定征経団連会長(東レ相談役最高顧問)、高橋進日本総合研究所理事長、新浪剛史サントリーホールディングス社長です。財界代表と研究者のみで、労働者や消費者の代表は一人も入っていません。

 民間議員らは、法人税減税と消費税増税、社会保障費削減という「三位一体」の政策を求めてきました。国民の犠牲で大企業の利益を増やす立場です。

 榊原氏は2002年に東レ社長に就任。14年に“財界総本山”である経団連の会長となりました。

 新浪氏は02年にローソン社長に就任。14年から現職に就いています。社会保障分野への民間企業の参入拡大を迫り、社会保障費削減は「ビジネスも増やしていくことにつながっていく」(15年3月11日)という持論を展開しています。

 経済学者の伊藤氏は東大助教授、同教授を経て1996年から現職。「将来はさらなる増税が求められるだろう」(2012年12月25日「ダイヤモンドオンライン」)と、10%以上への消費税増税を主張してきました。

 高橋氏は、早稲田大学大学院客員教授などを経て、11年から現職。社会保障について「自然増も聖域としないという取り組みが必要ではないか」(14年10月21日)と大幅な削減を求めてきました。

 (2015・7・18)


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